日本技術士会主催の見学会@海洋研究開発機構 横浜研究所(2016年6月) [技術士]
6月22日は、日本技術士会 情報工学部会が主催する見学会へ参加した。
場所は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)横浜研究所で、時間は14時00分から16時00分までだった。
家を9時30分に出発し、11時20分に京浜急行の杉田駅に到着。
千葉県から県境を2つ超えるので、遠いですね。
お腹が空いたので、杉田駅のランチグルメをネットで検索すると、「杉田家」が家系ラーメンで有名らしいので、行ってみた。
食券を先に買い、行列に並ぶこと約15分。
席に案内されて直ぐに注文したチャーシュー麺がきた。
肉厚で、ミディアムレアなチャーシューが5枚以上入っていた!
麺は普通盛りだったが、チャーシューが沢山入っていたので、美味しくいただき、満腹になりました。
昼食後、のんびり歩いてJAMSTECへ。
京浜急行の杉田駅やJR新杉田駅から徒歩15分くらいですね。
受付終了後、JAMSTECの説明員の方に連れられてホールへ。
20分位ビデオでJAMSTECの概要説明を視聴。
そして、この見学会の目玉である「地球シミュレータ」の見学へ。
地球シミュレータとは、地球環境変動の予測等、人類的課題に挑戦できる世界最速のスーパーコンピュータ(2002年当時)であり、2002年3月から運用されています。
現行の地球シミュレータの性能は、1.31PFLOPS(計算速度が1秒間に約1300兆回)だそうです。
説明員の方が言うには、計算速度はスーパーコンピュータ「京」に及ばないが、計算量は地球シミュレータの方が上とのこと。
理由は構造が違うからだそうです。(京はスカラ型、地球シミュレータはベクトル型)
まずは縮尺模型で規模を説明いただいた。
これが初代地球シミュレータの全容模型。
これが2代目地球シミュレータの全容模型。
これが現行の3代目地球シミュレータの全容模型。
写真の左側が地球シミュレータが格納されている建物。
免震構造となっており、東日本大震災で震度5弱だったにも関わらず、建物の中は震度1程度だったとのこと。
ちなみに、写真右側の建物は耐震構造であるため、左右の建物を繋ぐ連絡橋は、電車の連結部分(幌)のように浮かせているそうです。
ということで、右側の建物から入り、連絡橋を渡って地球シミュレータが格納されている左側の建物へ入ります。
右奥にズラーっと並んでいるのが現行の地球シミュレータです。
左側は、旧地球シミュレータがあったそうで、今は片付けられてガランとしています。
ガランとした左側にポツンと筐体が幾つか置いてあります。
手前の水色の筐体が初代地球シミュレータで、その後の濃い青色の筐体が2代目地球シミュレータで使われていたものの一部です。
ちなみに、地球シミュレータは6年リースだそうです。
ということは、次代(4代目)地球シミュレータは、2020年に稼働予定なんですね。
地球シミュレータの見学が終了し、次は館内の案内。
半球状の地球儀で地球環境の説明をしていただきました。
これは海水温の分布です。
そして、最後は水圧実験。
カップ麺の容器を水の中に入れ、水深1000mの水圧をかけます。
ちなみに、水深10mでの水圧は1気圧ですので、水深1000mですと100気圧になります。
カップ麺の容器が水圧で徐々に小さくなっていきます。
小さくなったカップ麺の容器を取り出します。
なお、100気圧をかけるため、水槽の厚みは10cmくらいありました。
ちなみに、水槽の素材はガラスではなく、水族館などで利用されているものと同じアクリルだそうです。
水槽のお値段は30万円とのこと!
左が元のカップ麺の容器、右が水圧で小さくなったものです。
水圧は凄い力ですね。
深海探査船の「しんかい6500」は、水深6500mに潜るので、水圧に耐える船を造るのは並大抵の技術ではないことが改めて実感できました。
このように、今回の見学会も楽しめました。
一般企業に務めていると、こういったスーパーコンピュータや水圧の話は聞かないですからね。
工学というよりも科学寄りな感じでしたが、大変満足できました。
カップ麺のカップがぎゅーっと小さくなったの、上野の深海展で見やした。
そのときもこの赤いブタの銘柄でやしたね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-06-26 20:18)
ぼんぼちぼちぼち さん
コメントありがとうございます~。
この赤いブタメンカップは、職員が食べているのではなく、業者さんに提供してもらっているそうです。(^^)
夏にはカキ氷用のカップで実験するそうですよ!
by A216 (2016-06-27 21:32)